地球の住人
角野康子
終わらない森
森の中では色んな事が起こっています。
様々な形の樹や毎年作られる葉、季節で変わる姿、
森に生きる動物や小動物の命の覚悟、
昆虫や虫たちの生活、痕跡。
苔やシダの透き通るような美しさと強さ、
粘菌(変形菌)やきのこの面白く不思議な形・色、
そして菌類が葉っぱや古木を鮮やかに分解していく様、
心を掴んで離さない美しさを持つ森。
人間の生き方や社会と同じような構造の鋳型を
森の中で出会えたり見つける事は宝探しのように楽しい時間です。
そして何よりも本当に美しい。
そんな世界が展開されている場所がある事が嬉しいのです。
角野康子
(すみのやすこ)
1969年京都市生まれ
現在滋賀県高島市在住
大自然や森を愛し
のんびりと
自然を被写体に写真を撮っています。
著作権は放棄しておりません。
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