森の水分
ここの所暖かい日が続いて
森へ行くまでの道に積もった雪がほぼ融けました。
嬉しくなって森へ行って来ました。
車から見える山の谷間や中腹からは
雪融け水が川のように流れていました。
森へ到着すると
ここでもゆっくりと雪融けしている様子で、
沢の水が少し増えていました。
樹々の活動期は1本の樹が
大量の水を蓄えているそうです。
大木巨木になったらどれほどでしょうか。
樹々が自然の水分調節をしてくれているらしいのです。
雨の後の樹に耳をあてると
ごくごくと水を吸い上げる音が聞こえるそうです。
その音を聞いてみたい。
今は樹々が冬眠しているから
降った雪の水をほとんど吸い上げないけれど
雪はその分ゆっくり融けていってくれます。
春先、植物が芽吹く頃には融け出して
川を伝って必要な所に水が流れていきます。
なんて機能的で美しい循環なんだろう。
森にはずっと在り続ける為の
素晴らしい循環が沢山あります。
いつの間にか私たちはそんな循環から
飛び出だしてしまっているけれど
その環に入って地球の廻りを感じてみると
心があるべき場所へ戻っていく気がします。
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