違うこと、それぞれの個性




近縁同志の樹が集まると 

気遣うように遠慮するように 

樹は根をあまり大きく伸ばさないそうです。


それは全体を見て 

親族で生き残る為かもしれません。 






色んな種類の違う樹々の間で 

樹は遠慮なくのびのびと 

自分の根を伸ばしていけます。 


多くの樹は 

多様な環境の中でこそ 

自分を思うように表現出来て 

自分を自由に創っていく事が出来ます。 





樹々は自分の周りにいる樹の事を知っています。  


「こちらは根っこを通じて協力出来る樹、

こちらは協力関係は少ないけれど 

虫を寄せ付けない性質を持っている。

こちらは背の低くいまだ幼い樹だ。 

向こうには親戚の樹がある。」 





そしてどんな樹が隣合わせても 

違いをそのまま全て受け入れます。 


不都合が出てくれば 

納得のいくように自分が対応します。 



環境を受け入れて 

自らが変わろうとする時、 

樹々は学習して成長し、 

進化していきます。 





どの隣の樹も自分をそのままで認めてくれます。

それが生まれてから普通にある現実です。 


森は皆が皆の違いを認めている場所です。 





きっと私たちも

皆が互いに違う事を認め合うだけで 

皆で自由でいられて 

皆で成長していける 

この森のような美しい世界になるのだろうと思います。



それは個性がそのままの

私たちの自然な姿なのだと思います。



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