皆がいること
一つの種類の樹だけが生きる森があったと仮定して
その樹を食料とする虫が発生する時、
それらの樹は全て食べられてしまう危険があります。
色んな種類の樹々が生きる森では
ある樹を食べる虫が発生する時、
その虫を食料とする別の樹にいる虫が食べに来てくれて
生き延びる事が出来ます。
違う樹が居てくれる事で違う生き物が住み
皆で生きる森が作られています。
多様な森の生き物たちは
それぞれが自分の得意な事をして生きていきます。
相反するようですが、
自分が生きる為に自分の得意な事をすることで
誰かの役に立っています。
繁殖に一役買ったり手伝って貰ったり
生きる糧を貰ったりあげたりします。
皆、自力で生きているようで
自分一人の力ではありません。
誰かの力を借りて生きています。
自分がそこに居る為に
色んな存在が色んな役をして
成長させてくれています。
誰もが何らかの役をこなし
必ず誰かに助けられながら生きています。
自分以外の命があるからこそ
自分を成長させて生きて行けます。
私たちが生きている時間は大抵
地球が太陽の周りを回るたかだか数十回の間です。
その間に巡りあえる人もの全てが大切に思えてきます。
色んな存在がいるので
自分が自分である意味も分かります。
そうして皆で
地球を回しています。
0コメント