秋の足元


森は秋が深まって来ました。 

落葉した葉は鮮やかな黄色をしていて 



 あちこちでキノコがにょきにょき顔を出しています。



木の実もあちこちに落ちてます。

自然とずっと地面ばかり見て歩いてしまいます。 


本格的な紅葉はまだこれからですが、

紅葉があちこちで見られるようになりました。

私の行く森では黄葉が殆んどです。  

冬が来る前に葉が持っている栄養素クロロフィルを

本体に回収するため 

クロロフィルの緑色が抜けて

カロテノイドの色の黄色になるそうです。 

 (赤くなるのはまた別の仕組みです)



栄養を無駄にしない自然のプログラムです。 



 秋に芽生えた赤ちゃんですが、

 既に紅葉しようとしています。

 小さい芽も冬を越す為に出来る事をやります。


しかし殆んどの場合冬を越せないようです。

胸が少し痛みますが、

それでも出来る事をする姿に心を掴まれてしまいました。



森の中は全て、真摯に生きている生物たちの結果です。



立ち止まってふと顔を上げたら 

谷底に太陽の光が優しく射していました。

  

地球の住人

角野康子

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