森の詩
樹々、草花は
想いが言葉になる前の
形にならない想いを持っています。
それは音楽にとても良く似ています。
旋律に人々が心を焦がすように
モノを言わぬ、
その場から動けぬ
彼らの想いの「震え」は
感じ取った私たちを魅了します。
それはとても小さい振動で
音量を持ちません。
繰り返している日々に
心が囚われていると
震えは空に消えていきます。
けれど感じる事はきっと簡単です。
聴くと心に決めて
私たちが心を開いて感じるだけで
樹々や草花の想いが流れてきます。
愛しい気持ちや優しい気持ち
楽しい気持ちや
時には悲しい気持ちとなって
その想いは身体や心の隅々まで揺らします。
原性の森の樹々や草花たちは
循環する大きな力の中で
自分の為に
のびのび自由に生きているから
それぞれが好きに歌いながらも
それはそれは美しい音楽を奏でています。
大地の響きと地上の風を受け
壮大なオーケストラのような
共に響く美しい音楽を。
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